正式譲渡決定
トライアル開始から8日目の2025年9月23日。
この日もたまたま仕事も予定もない祝日で、モカのときもそうでしたが、普段仕事やその他の予定が詰まっていて、丸一日家にいることがほとんどない私にとっては、やはり運命だったんだなと思います。
正式譲渡の手続きのために、預かりさんに再度自宅へ来ていただきました。
今のモカとチコちゃんの様子を見ていただくことも、目的の一つです。
なんですが。
・・・・・・・あれ??あれれ????
約束の時間の少し前に、チコちゃんをケージから出して部屋に慣れてもらっていたんですが。
モカと追いかけっこをしていたはず・・・なのですが。
預かりさんをお迎えするべくちょっと玄関に出ていた間に、姿を消すチコちゃん。
・・・・・・・・どこ????
思わず、そこにいるモカに真顔で聞きましたよ。
「チコちゃん、どこに行ったの???」
預かりさん、苦笑しつつ「よくあることなんです。」
え???
よくあるんですか???
預かりさん曰く、1~2週間後にもう一度トライアルのお宅に訪問したときには、すでに忘れられてしまい、警戒して逃げたり隠れて出てこないことも多いそうです。
そ、そうなの!????
正直、ちょっと衝撃で。
猫は人に慣れず家に着くってよく聞きますが、本当にすっかり忘れてしまったの???
3ヵ月一緒に暮らしたのに???
なんて会話をしつつ、チコちゃんを探しますが、全く見つからず。
おそらくソファの下にもぐり、そこからソファの中(子ども猫なら入れる隙間がありモカも以前入っていたことがある)に入っているのだろうと推測し、何度も名前を呼ぶが出てこない。
預かりさん「1週間後に忘れられ、逃げたり隠れたりされることはありますが、もしかしてこのまま会えずに終わるのかしらw」
なんて言っていたら、ようやくソファの下から顔を出してくれました。
やっぱりここにいたのね!
出てはきてくれましたが、預かりさんを警戒してサッと逃げ、窓際に置いてある背の高いケージの一番高いところに上ってしまいました。
そしてなんとそのチコちゃんの後を追ってケージに上り、1段低いところで見ているモカ・・・!
おおおおお!???なんてことでしょう!!
この距離で喧嘩もしないでいる2匹を見るのは、私も初めてです。
まるで「僕たち、これから仲良くやっていけるから、心配しなくても大丈夫だよ。」とでも言わんばかり。
それを見た預かりさん「すっかりこのお家の子になりましたね。安心してお任せできます。これで吹っ切れました。」と。
なんだか予想しない展開にちょっとびっくりしつつも(ああ、うちの子になってくれたのね)と、嬉しくなりました。
何より、全てを分かっているようかのモカちゃん。
最初に我が家に来たときから、賢くてかわいくて以前飼っていた犬のチョコみたいな子だな・・・と思っていたけど、本当に何もかも分かっているようなモカ。そんなモカを見て
(きっと、大丈夫。)
なぜかそう確信しました。
そして正式譲渡の書類手続きをすませ、最後のご挨拶をして。
預かりさん「実はもう次の子の預かりが決まっていて、明日家に来るんですよ。大きな家族が保護されまして。」
そうだったんですね。
大変だな、すごいな・・・と思いつつ、チコちゃんにすっかり忘れられ、新しいずっとのお家が決まったことは、チコちゃんはもちろん預かりさんにとっても本当に良かったことなんだなと思いました。
一連の手続きを終え、晴れて正式に我が家の子になったチコちゃん。
これから、長く末長ーーーーーーくよろしくね。
一緒にたくさん遊んで笑って楽しく生きていこうね。

新しい名前
預かりさんから「名前は変えてもらっていいですよ」とお聞きしていたので、早速関西にいる娘と静岡にいいる息子とLINEで家族会議です。
約3年前に亡くなったトイプードルが「チョコ」
次にやってきたのが今の「モカ」
さてどうしよう。
この流れなら候補は
「ココア」
「カカオ」
「ミルク」
うーーーーーーーーん。
どれも今一つピンとこないような気がするけど、お腹が綺麗な白なので「ミルク」かなぁ・・・と「ミルク」になりそうなところで息子から
ミルクなら「ラテ」(カフェラテの”ラテ”で、イタリア語で”ミルク”の意)がいい。
ラテ!??ラテちゃん!!!
ラテちゃん、可愛いーーーーーー!!!
夫も「2文字の方が呼びやすくていい」と言うことで決まりました。
チコちゃん改め「ラテ」ちゃん。
色味もちょうどカフェラテのような白とベージュとグレーの淡い三毛だし。
ラテちゃん、ラテちゃん、ラテちゃん。
お名前覚えてもらえるように、いっぱい呼んであげなきゃね。
ラテちゃん、よろしくね♡

